診療案内
-
内科
【対象となる主な疾患】
生活習慣病として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症など)、高尿酸血症など。
一般内科疾患として、風邪、インフルエンザ、急性感染症(膀胱炎、気管支炎など)、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、花粉症、気管支喘息、便秘、不眠症など。
-
胃腸内科
【対象となる主な疾患】
胃癌、大腸癌、食道癌、膵臓癌、肝臓癌、胆道系などの癌。胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、急性胃炎、急性腸炎、胆嚢結石、胆嚢炎、黄疸、潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃(時には腸)アニサキス症、急性虫垂炎、急性腸炎、腸閉塞、鼠径ヘルニア、慢性肝炎、肝硬変、急性・慢性膵炎、痔など。
-
院長からの簡単なアドバイス
消化器癌の中で5年生存率の高いのは、大腸癌、次いで胃癌です。その理由は発見手段(レントゲン検査と内視鏡検査)が優れていることと、癌が発生してから手遅れになるまでにかなりの時間があるということです(ただし、胃癌の一部にスキルス胃癌というものがあってこれは当てはまりません)。その間に検査をする機会があれば助かる可能性が高くなります。胃の場合は胃癌検診を受けるか何か症状があればそれを機会に検査を受けること。また、胃潰瘍などの経過観察中にそれとは別の部位に偶然早期胃癌が発見されることはままあることです。 大腸癌については、無症状者に施行する便潜血反応はかなり有効な大腸癌発見方法です。多くの場合は、痔であったり、ポリーブであったり異常なしだったりしますが大腸癌も時々しっかりと混じっていて、検査をして良かったと思わされます。当然のことですが、肉眼で血便を認めたら検査の対象になります。慢性的な腹痛も時には検査の対象になります。高度になると通過障害を生じて腸閉塞を来すこともあります。大腸と胃に関しては、手遅れにならずに癌を発見できる機会に恵まれていることを心に留めておきましょう。
【胃アニサキス症】
冬に多い。海洋を泳ぎ回る魚(さば、イカ、いわし、たら、ぶり、かつおなど多数)に寄生しているアニサキスという小さい寄生虫を人が刺身などで生食することで発症します。アレルギー反応により、当初はかなりの人に蕁麻疹が見られ、その後5~6時間後にかなり強い上腹部痛(昔、胃痙攣と言われたものがこれらしい)が起こり、我慢していると痛みが軽減し、しばらくしてまた痛みが生じるというふうに間欠的に続きます。超音波検査では胃の粘膜が肥厚しているの確認され、胃内視鏡で小さい糸状の虫を摘出します。胃は虫の周辺が広く腫れあがり、その症状は数日から一週間ほどで消滅します。サバはしめさばでも虫は生きています。たらの子付けや白子でもよく認められます。胃アニサキス症になった人は、アナフィラキシーを避けるために海洋を遊泳している魚は当分の間、熱や火を通すようにしましょう。
【急性虫垂炎】
時に診断が難しいことがある。受診時に心窩部痛を訴え、胃疾患のように見えることがある。その後、右下腹部に痛みが移り急性虫垂炎を疑うことになることがある。また、回盲部という部位は他にも鑑別すべき疾患がいくつかあるため慎重さを要する。